第8回 在宅医療推進情報交換会を開催いたしました
令和元年12月4日
 

在宅医療推進情報交換会で、「病院の状況、トピックス」、「施設の状況」などを話し合いました。

済生会泉尾病院から病院の状況及、予約入院前問診の実施、病病連携、地域医療支援病院承認に向けた取組 等が説明されました。
大正病院から診療体制について説明されました。大腿骨頚部骨折連携クリティカルパス(住友病院、大阪病院、日本生命病院)の導入、組織体制と今後の地域連携について説明されました。
ほくとクリニック病院から認知症疾患医療センターの待機は初診で3週間待ちと情報提供されました。外来、入院の状況について情報提供をされました。

診療所からは在宅患者の動向について説明がありました。認知症患者の治療拒否、服薬拒否への対応について検討を行いました。また退院時カンファレンスにかかりつけ医も可能であれば出席すると説明されました。

訪問看護ステーションからは、看取りや受け入れ状況について報告がありました。在宅患者数は減少傾向にあります。ターミナルの患者が退院して翌日に亡くなる事があります。住宅型施設への訪問看護は医療度の高い方が増加しています。
エキスパートナース訪問看護ステーションに作業療法士が入職した事が報告されました。

施設からは、医療ニーズの高い利用者について情報提供がありました。24時間看護師が常駐している事もなく、従業者の入れ替わりもあり夜勤者の喀痰吸引研修修了者を揃えるには時間がかかると説明されました。また入退院時には病院と連携をとり、施設で受け入れ可能な形での退院を目指して協働していると報告がありました。

大正区在宅医療・介護連携相談支援室から大正あんしんネットの現状報告を行いました。大正災害ICTでは大正区役所も参加し、本年10月の台風時に情報連携を行いました。また、患者情報の共有におきましては、まだ登録していない医療介護関係者に対し事務局が積極的にサポートする事を説明しました。
施設の看取り状況について情報提供を行いました。施設内での看取りは施設によって増減があり、特徴はありませんでした。施設の空き状況について、介護老人保健施設に空き状況が多くなっているのはショートステイ利用のため空床の数字が多くなるそうです。

今後も病診連携、医介連携の推進を充実させるべく、在宅医療推進情報交換会を開催してまいります。


大正区在宅医療・介護連携相談支援室 皆川 智美
 
 
 
 
 
 
 
 

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