在宅医療・介護連携推進事業
じぶんのこと・おやのことフォーラム大正2019
令和元年11月30日
 

「じぶんのこと・おやのことフォーラム大正2019」にご参加いただきありがとうございました。
住み慣れた地域で最期まで自分らしい暮らしをするためには、本人及び家族が地域包括ケアシステムに参加する事が必要です
地域包括ケアシステムでは、医療と介護・福祉が相互に連携することで、高齢者の暮らしを支援します。

じぶんのこと・おやのことフォーラム大正2019では『本人の選択と本人家族の心構え』をテーマに、区民の皆さんと病院、診療所、行政が交流をしました。
アニメ「在宅緩和ケアってなに?~あなたの家へ帰ろう~」では、すい臓癌になった主人公の物語を上映しました。自宅へ帰りたい主人公、在宅療養に不安を感じる家族の思いが伝わってきました。病院での話し合いの末、主人公は残された時間を自宅で過ごし、穏やかに旅立ちの時をむかえました。

続いて住みます芸人ZUMAによる「赤あげて白あげてみんなの気持ちを確認しよう」のコーナーでは、アニメの主人公と、家族の立場に立った場合の意見を、ご参加頂いた区民の皆さんに答えて頂きました。
自分が主人公の場合、自宅で過ごしたい方が多数をしめていました。
自分が家族の立場に立った場合、主人公には在宅療養してもらいたいが多数をしめていました。

病院、診療所対談では「最近の病院はすぐ退院になる」との区民の声に対し、病院機能の説明、かかりつけ医の役割について説明頂きました。
退院時カンファレンスにおいて、患者、家族それぞれの思いが統一されていない事があり、患者の意思決定支援の難しさについてお話しされました。
大正区では医師会の在宅医メーリングリストがあり、病院・診療所の連携がとれています。区民の皆さんが安心して在宅療養を選択頂ける環境が整っていますと説明されました。

11月30日は人生会議の日です。人生の最終段階における医療やケアについてあらかじめ話し合う事が大切です。話し合う相手、その時の状況によって、考えは変化します。
大正区在宅医療・介護連携相談支援室では区民の皆さんがご自身にとって必要な医療、介護サービスとは何か?考える機会を積極的に作っていきます。


大正区在宅医療・介護連携相談支援室 皆川 智美
 
 
 
 
 
 
 
 

在宅医療・介護連携相談支援室
相談事例

・分包依頼のできる調剤薬局はありますか?

・緩和ケア対応の在宅支援診療所を探しています

在宅医療・介護連携相談支援支援室
大正区マスコットキャラクター たんくん