大正区訪問看護連絡会の介護講座
平成30年5月30日
平成30年6月27日
 

大正区訪問看護連絡会の介護講座「誤嚥を防ぐ食事介助」にご参加いただきありがとうございました。
大正区訪問看護ステーション連絡会が主催した本講座に、大正区在宅医療介護連携相談支援室も協力させて頂きました。
みんなでワイワイ楽しみながらスキルアップをテーマに、誤嚥を防ぐ食事介助について研修しました。

厚生労働省の調査によると、肺炎による死亡率は年齢を重ねるほどに増えます。
高齢者にとっては、食べ物を飲み込む力や噛む力などの衰えによって誤嚥性肺炎を起こします。
美味しく安全な経口摂取のお手伝いが出来方法を学びました。

森永クリニコ坂元栄養士より、嚥下摂食のメカニズムをお話頂きました。
嚥下調整食分類(2013)が紹介されました。退院時に「とろみ使用」と指示された場合、とろみの粘度を介護現場に伝達することが必用です。
お茶にとろみをつける実習を行い、ダマにならないテクニックや、とろみをつけすぎた場合、とろみが薄すぎた場合の対処法を学びました。
栄養補助食品が紹介されました。湯どうふに出来る高カロリーの「豆の富」や、バランスよく栄養補給ができる「エンジョイゼリー」が提供され、少量でエネルギーが補給できる食品を試食しました。
なめらかな食感で食べやすかったです。

看護師より老化に伴う摂食嚥下機能低下の原因をお話頂きました。
次に利用者が誤嚥をおこしているのかどうかの観察ポイントが紹介され、しゃべっている声にゴロゴロした音がないか?など、誤嚥に注意を払うのは、食事中に限った事ではありません。
誤嚥性肺炎の予防として口腔ケア、呼吸、食事の工夫、摂食体位、食事時間、環境調整が大切である事を学びました。

今回の講座では、森永クリニコから試供品提供がありました。有難うございました。

在宅医療・介護連携推進事業では、今後も訪問看護連絡会の介護講座に協力してまいります。

大正区在宅医療・介護連携相談支援室 皆川 智美
 
 
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