認知症疾患医療センター事業
平成30年2月18日
 
司会:山本 誉麿 さわ病院認知症疾患医療センター医師
開会の挨拶:澤 温 さわ病院認知症疾患医療センターセンター長

講演:「本当の脳トレに必要なもの」
座長:澤 滋 社会医療法人北斗会 さわ病院院長代行 
講師:朝田 隆 先生
  医療法人社団創知会メモリークリニックお茶の水理事長
  東京医科歯科大学 脳統合機能研究センター
    認知症研究部門 特任教授
  筑波大学 名誉教授

 認知トレーニングのトレンドについて、日本では四字熟語や計算問題など、試験問題の組みなおしが普及しています。
欧米では主としてWebによる認知トレーニングゲームが大規模に普及したと紹介されました。急速な普及の裏には認知症への不安及び予防への期待があります。
 今回の講演で、認知トレーニングによりシナプスや神経回路の形成が進む過程が紹介されました。
遺伝子やシナプスレベルでの大脳変化をもたらすトレーニングとして最も重要なのは「新たに学ぶこと」であると説明されました。
 新たに経験した事のないジャンルにチャレンジするのは、大きな意欲やエネルギーを必要とします。それが難しい方は日々行っている事を少し工夫する事で新たに学ぶことができると説明されました。
例えば買い物に行く習慣がある人は道順をかえてみる、カフェに行く習慣がある人は行った事のないカフェに入ってみるなどです。
 意識をかえる事で認知トレーニングを取り入れる事ができることを学びました。
 在宅医療介護連携相談支援室では、高齢者にかかわる皆さんに、認知トレーニングの種類や手法の変化について情報発信していきます。
大正区在宅医療・介護連携相談支援室 皆川 智美
 
 
 
 

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